2026年3月29日日曜日

11章12~19節 イエスは空腹を覚えられた?

 📖12節

翌日、彼らがベタニアを出たとき、イエスは空腹を覚えられた。


イエス様も私たちと同じ人間だったのね、と共感できる場所です。

でも、それだけではありません。

🌿これは「神の民に実を求める」イエスの心を表しています。


🌿いちじくには、2種類の実があります。

①初成りの実(パグ)

これは春先、葉が出る頃にできる小さい実です。

②本格的な実(テイナ)

夏に大きく甘い実ができます。

これは本当においしいですよね。


さて、マルコは「いちじく(ティナ)の季節ではなかった」と書いています。

受難週は春ですからティナはありません。

でも初成りの実(パグ)ならあるはずでした。

ところが、葉だけ立派で実(パグ)が「何も見つからなかった」のです。

これは外見は整っていても、内側に霊的な実がないイスラエルの姿を象徴しているのです。


🌿宮きよめ

イエスは神殿の境内で、商売や両替が礼拝を妨げ、人々を搾取する場になっているのを見て、神殿本来の目的が失われていることを厳しく示されました。

これは、神の家を正しい姿に戻すためでした。

イエスはイザヤ書56:7を引用して言われました。

 📖わたしの家は、あらゆる民の祈りの家と呼ばれるからだ

ここには三つの大切な意味があります。

① 神殿は「祈りの場」であり、商売の場ではない

祈りとは

神に心を向ける

神の前に静まる

神の恵みを受け取る

そのための時間です。

神殿はそのために存在していました。

② 神殿は「あらゆる民」に開かれている

それなのに神殿での商売を通して、祭司長などが利益を得ていました。

人々は貧しい生活をしていたのに、せっかく持ってきた動物をいけにえとして認めてもらえず、神殿内のお店で買わされていたのです。

これでは、貧しい人々が礼拝をささげることが難しくなります。

③ 神は「祈る者を歓迎する」

祈りは神に近づくための道です。
イエスは、神殿がその役割を果たしていないことを深く悲しまれました。

 📖おまえたちはそれを「強盗の巣」にしてしまった。

これはエレミヤ7:11の引用です。
神殿が不正や搾取の場になっていたことを、預言者の言葉を用いて厳しく指摘されました。


🌿「都の外に出て行く」が暗示していること

📖19節

夕方になると、イエスと弟子たちは都の外に出て行った。

この短い一文には、「霊的な実を期待され、霊的な空腹を覚えておられた」イエスが、期待を裏切られ、都を離れて行かれる深い悲しみが表されているような気がします

①イエスは神殿に「居場所」を持たなかった

神の子が神殿にとどまらず、外へ出て行くということは

神殿が本来の使命を失っていたことを意味します。

②また、イエスは神殿から離れたベタニアに宿泊され、いのちを狙う者たちから逃れておられた。

③イエスの働きの中心は「神殿の外」に移ってゆく

やがて神様の臨在は、建物ではなく、イエスご自身と、その後に生まれる教会へと移ってゆくことを暗示しています。


🌿いま主は どこにおられるでしょう。

教会は祈りの家であり、私たちは神の宮ですが、
私の霊的な状態はどうでしょう。
実を結んでいるのでしょうか。
主は私とともにおられるでしょうか。

考えさせられます。


0 件のコメント:

コメントを投稿

4/26(日)16章1~8節 問題の石の先にある備え

 🌿心配する前に、神はすでに備えておられる   イエスの墓へ向かった三人の女性たちは、道すがらこう話していました。 「誰があの石を転がしてくれるのでしょう」 彼女たちにとって、石はどうにもならない大きな問題でした。   しかし、墓に着いてみると――   その石はすでに転がされて...